2015年7月24日金曜日

翻訳者を目指します!

 以前の記事でも書いたのですが、外国語を学ぶ目的について、とくにドイツに渡ってきてからよく考えるようになりました。
 「ドイツ語を勉強してきたけど、これは何のためだろう?」と何度も自問しました。
 いろいろと考えた結果僕が出した答えは、「会話できるようになること」ではなく、「新たな知識や考えを学ぶこと」であり、またその得たものを「より多くの人に伝えること」です。大学でも4年間ドイツ語を専攻し、卒業後今年の4月からドイツで暮らしていますが、自分の考えを自由にドイツ語で表現できるレベルにはまだまだ達していません。ただ、「読む」力に関しては、大学時代に大量のドイツ語の記事を読んで卒業論文を書いた経験もあり、確実に成長を感じています。ドイツ語を勉強してきたからこそ出会える文章に、心を動かされることもよくあります。そしてこのブログも、「心を動かす言葉」をテーマに始めました。
 ドイツ語を通じて「学んだものを伝える」。この考えに至ったときから、もちろん”翻訳”も頭の中には浮かんでいました。インターネットで、翻訳者を募集する会社も探しました。ただ、翻訳者になるにはまず実績が求められることも多く、大学で勉強したとはいえ翻訳は全くの未経験である僕は、なかなか仕事を見つけられないまま、現在に至ります。
 このまま何となくドイツ語を勉強していても、周りから見ればいつまでも未経験のまま、「学んだものを伝える」こともできない。とはいえ、何から手をつけていいのか分からずに、もやもやしていたとき、次の言葉に出会いました。



   Erfahrung ist nicht das Album der Vergangenheit, sondern die Landkarte für die Zukunft.  -Bernd Thye 

 「経験とは、過去を振り返るアルバムではない。未来への地図だ。」


 
 過去に経験があれば、今の自分が認められるのかもしれない。だけど、今ないものはない。だったら、先を見据えて、自分の未来へとつながる経験を積んでいくしかない。
 翻訳の仕事が見つからないのが現状なので、とにかく今はこつこつと努力を重ねることしかできません。
   新聞や雑誌にも積極的に目を通したいと思います。
 このブログではこれから、日本語を含めた「心に響く言葉」の紹介に加え、ドイツ語読書記録も兼ねて読んだ本から得たものや考えたことを綴っていくことにします。
 また、日本という国がドイツではどう取り上げられているのか、日本とドイツの文化や習慣の違いなどについても、現地で暮らしているという点を生かして伝えていきます。
 



 



0 件のコメント:

コメントを投稿