Was man gern tut, davon spricht man auch gern.
これは、ドイツのことわざです。少し意訳になりますが、「人は、好きでやっていることについて話すときは、いきいきするものである」といったところでしょうか。
今日、大学の先輩がフランクフルトに遊びにきているということで、卒業以来約3ヶ月ぶりの再会を果たしました。お互いに日本を離れて感じることも多く、合計で7時間ほど、ほとんどノンストップで語り尽くしました。こんなに長時間人と話したのは久しぶりです。
長い時間の会話で気づいたことがあります。自分が普段好んでやっていることや、日々心の中で感じていることは、実際に誰かに向けて話そうとするときに自然と口から出てくる、人とはそういうものです。
自分が本当に好きなことは何なのか。日々心の中で浮かび上がっては言葉にならずに消えていく感情が、人との会話の中で初めてはっきりとした形をとる。
悩みの原因がよく分からないとき、自分の頭の中で消化しようとしてもなかなかうまくいかない。悩んでいるときこそ、他の人との会話を通じて、心の内にあるものを自分なりの言葉で表現してみることが解決への一歩となることもあると思います。
自分の口から言葉として出してみることで、それまで気づかなかった自らの本心を発見できる。人との会話=自分の心との会話。冒頭で引用したドイツのことわざを、僕はこう解釈しました。
何気ない会話の中にも、自分の心が現れる。このことを頭の片隅に置いておくだけでも、これからの会話が持つ意味は変わってくると思います。
何気ない会話の中にも、自分の心が現れる。このことを頭の片隅に置いておくだけでも、これからの会話が持つ意味は変わってくると思います。
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