「人間の宝物は言葉だ。一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。」
—『空中ブランコ』/ 奥田 英朗
数年前に読んだ小説の中の一節です。
僕は、本を読んでいて心に響いた言葉、共感した言葉を一冊のノートに書き留めています。心の中が少し乱れているな、と感じたときにぱらぱらとページをめくっていると、心が落ち着きます。人は、同じようなことで何度も悩むものです。だから、過去に悩んでいた自分に響いた言葉は、その後の人生においても大切な言葉になると僕は思っています。
今日このノートを開いて、目にとまったのが冒頭の文章。ほんの数行の言葉が、人を立ち直らせることがある。もちろん、言葉が人を傷つけることもある。言葉というものがあるせいで、人の悩みも生まれるのだと感じることもあります。ただし、普通に生活していれば、言葉から逃れることはできません。だったら、少しでも人の力になるような言葉を使う人間でありたい。そういう想いで、このブログの記事も書いていきたいと思いました。
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