2015年7月17日金曜日

日々の習慣が、人生を成功に導く。



 日々の生活の中で、ほとんど無意識にとってしまう行動が誰にもあると思います。このいわゆる”習慣”は、長期的に見ると人生そのものにも大きな影響を及ぼしてくるのではないでしょうか。今回は、よい習慣に関するドイツ語の記事を日本語に訳してお届けします。




成功に導く習慣  

次の質問への答えを、考え込むことなく頭に思い浮かべてほしい。「どんな習慣を持っているだろうか?」毎朝必ずコーヒーを2杯飲む人もいれば、シャワーを浴びながら歌わずにはいられない人という人もいるだろう。机に向かっていると、無意識に指で机を叩いてしまうのが癖だという人もいる。 習慣には、望ましいものと、できればやめるべきものの2種類がある。あなたは、自分の成功につながるような習慣を持っているだろうか?もしも思い当たらないのなら、これから紹介する8つの習慣に目を通してほしい。    

1、毎朝数分、心の声を聴く  

職場に向かうために家を出る前に、5分〜10分の時間を使って、今日という一日にやっておきたいこと、さらには、残りの人生で成し遂げたいことを頭に思い浮かべる。このたった数分の習慣によって、目の前にある課題に集中し、それぞれの一日に合ったスタートを切ることができる。   

2、考えやアイデアを紙に書く  

いいアイデアが、都合の悪いタイミングで降ってくることはよくある。それは、森の中を気持ちよく散歩しているとき、電車に揺られているとき、もしくはスーパーマーケットでの買い物中かもしれない。そんなときに思い浮かぶアイデアは、あっという間に頭の中から消え去り、思い出せなくなってしまう。だからこそ、何らかのアイデアをひらめいたらすぐに書き留める癖をつける。メモ帳と鉛筆を常に持ち歩く、または携帯電話のメモ機能を使うことを勧める。    

3、メールに邪魔をさせない  

Eメールは、素早く、簡単なコミュケーション方法だ。しかし問題点もある。多くの仕事人がEメールに気を奪われ、仕事の邪魔となっている。 次のような状況は誰もが思い当たるだろう。いつものように職場に辿りついた。片付けねばならない仕事に取り組む。しかし、次々に届くEメールによって優先順位がずれてゆき、一日が終わるころになっても、最も重要な課題が未だに終わっていない、、、。   

4、課題に時間制限をつける  

プレゼン用の資料があと3枚で完成する。だが次の課題に取りかかる時間になってしまった。時間はあっという間に過ぎ、1時間、二時間と経ってもまだ前の課題が終わっていない。 このような状況を避けるためにすべきは、一日を時間ごとに分けることだ。どの課題にどれだけの時間をかけるか。時間制限があることで、効率よく仕事ができるものだ。 一度決めたことに従う意志が、ここでの前提である。   

5、スマートフォンを電話としても使う  

何をおかしなことを言っているのかと思うかもしれないが、真剣な助言として受け止めてほしい。今日のスマートフォンには、あらゆる機能が備わっている。文章をうつ、TwitterFacebook  ただし、基本的な通話機能もしっかりと残っている。人と人との会話は、一番効率のよいコミュニケーション方法だ。メールの文章をうつ代わりに、たまには電話口で相手と会話してみよう。   

6、日々、身体を健康に保つ  

成功を手に入れるためには、健康な身体が欠かせない。日々、自らの身体を健康に保つ努力をする。それほど時間を費やす必要はない。毎日30分運動するだけでも大きく違ってくる。どんな運動をするかは、個人の好み次第だ。ジョギング、自転車、ヨガ、水泳、ジム。 日々の運動を続けることで、身体の健康を維持する。同時に、成功への道をまた一歩踏み出すことができる。   

7、夜にTo-Doリストを作る  

朝起きて、目に入るのは無造作に山積みになった課題。ストレスは溜まる一方で、その一日は、本当の意味で始められぬままに終わりを迎える。 そのような事態に陥らないために、毎晩寝る前に次の日のTo-Doリストを作っておく。翌日必ず終わらせたい課題を3つ〜5つ書き留める。 これには、翌朝のストレスを避ける以外にも利点がある。片付けるべき課題がはっきりしているので、ぐっすり眠ることができる。落ち着き、整った心で次の一日を迎えられる。また、To-Doリストを作ったという行為自体が、充足感をもたらしてくれる。   

8、感謝の心をもつ  

能力や成績が重視される現代社会では、目標はいつも明らかだ。より多く、そしてより早く。すでに達成されたものは、次の瞬間にはもう十分ではなく、忘れ去られてしまう。 そんな中でも、感謝する心は、成功するためにとても大切な習慣の一つだ。自らが成し遂げたこと、飛び込んできたチャンス、そして、目標への道のりを支えてくれた人。こういったことについて、思いを巡らす時間をつくる。感謝の心が、さらに前へ進むための力になる。




 今回紹介した記事では、成功をもたらす8つの習慣が取り上げられていました。
 
 まとめると、

 ・ 毎朝数分、心の声を聴く
 ・ 考えやアイデアを紙に書く
   メールに邪魔をさせない
   課題に時間制限をつける
   スマートフォンを電話としても使う
   日々、身体を健康に保つ
   夜にTo-Doリストを作る
   感謝の心をもつ

 
 この中で、僕はとくに「毎朝、心の声を聴く」習慣が気に入りました。
 意識していないと、毎日同じような時間が流れてしまう。そうして日々を送り、気づくと数年が経っていた  そんな生き方はしたくない。
 朝起きて、仕事や学校に向かう前に、短い時間でもいいから、自分の心に耳を傾ける。
 「今日という一日で、やるべきことは?」
 「自分の目標のために、今日できることは?」
 毎日を大切にするためにも、こういった質問を自分に投げかける習慣を身につけたいと思います。

 皆さんは、どんな習慣を続けていますか?
 無意識に染み付いているもの、努力して身につけたもの。
 よい習慣を一度自分のものにしてしまえば、一日一日の質は確実に増し、長い目で見ると、これからの人生そのものの質も上がるのではないかと僕は思います。
 今回の記事にある8つの習慣を手がかりに、自分なりの“よい”習慣を探し、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。




<ドイツ語メモ>

 訳したドイツ語の元記事の中で、役に立つ、覚えておきたい単語の使い方をこの<ドイツ語メモ>で紹介していきたいと思います。
 ドイツ語を勉強している、もしくは、僕のブログを通じてドイツ語に少し興味を持ったという人のお役に立てれば嬉しいです。


 今回、覚えておきたいと思った部分は、

Schon ein paar Minuten reichen aus, um Sie gedanklich auf die vor Ihnen liegenden Aufgaben einzustimmen und mit der richtigen Einstellung in den Tag zu starten.

和訳
「(朝出かける前の)数分で、目の前の課題に集中し、それぞれの一日に合ったスタートを切ることができる」

です。
einstimmen は、「(人の心を)〜に向かわせる」という意味で、gedanklich「頭の中の、思想上の」と一緒に使われているので、「集中する」と訳しました。ネットの影響で、いろんなことを同時に出来る時代ですが、今本当にやるべき課題に頭を集中させる力を失いたくはないと僕はいつも考えています。是非日常で活用してみたい単語です。

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